部門のご紹介
リハビリテーション室
天草南地区に都市部の病院と違い周囲に急性期病院や回復期リハ病棟を持つ病院が無いことから、出来るだけ地域の中で完結出来る様に患者様の急性期、亜急性期、回復期、維持期の病院(入院)・外来リハビリと在宅訪問リハビリを提供いたしております。また、近隣病院・施設や社協と連携し、退院後患者様が安心安全に生活出来る様シームレスなサービスの提供を心がけております。
トピックス
◎訪問リハビリテーション重要事項説明を掲載しました。
訪問リハビリテーション 重要事項説明
◎令和5年4月より2F病棟内に「病棟リハビリテーション室」を設置致しました。
これまでのリハビリ室では、基本的な動作(起き上がる、座る、立つ、歩く など)や応用的な動作(日常生活動作など)に関係する、治療、訓練を行ってきました。新しい病棟リハビリ室ではもっと日常生活に近い環境で日常生活に関連する動作(家事動作・余暇活動、趣味活動など)を様々な患者様に応じて直接的に練習できるようにしました。また、感染症流行の際には、入院患者と外来患者を分けてリハビリを行えるメリットもあります。
◎令和5年4月より言語聴覚士が新規に配属されました。
言語聴覚士はこのような症状のある方に対し専門的にリハビリを行います。
・話す、聞く、書く、読む(計算)のいずれかもしくは重複して障害されている→失語症といいます。
・話せるけど言葉が聞き取りにくい、聞き取れない →構音障害といいます。
・上手く飲み込めない、飲み込みに時間がかかる、飲み込む前後で咳等がよく出る→嚥下障害といいます。
※これらは単独で症状が出現する場合もありますが、重複して症状が出現する場合もあります。
上記のような方に対しては以下のような訓練を行っていきます。
失語症では、絵カードや単語カード等を用いながら発話を促す練習を行います。
また、必要時には文字や文章を書く練習を行います。
構音障害では、鏡を見ながら舌や口唇の運動を行い筋力の改善を図ります。
また、短文、早口ことば等の訓練課題を用いながら発話明瞭度の向上を行います。
嚥下障害では、食べ物を使わずに行う訓練(間接嚥下訓練)や食べ物等を実際に食べる訓練(直接嚥下訓練)を行います。
また、食事形態の評価を行い患者様に適した食事形態や摂取方法の指導を行います。
スタッフ紹介
理学療法士7名・作業療法士2名・言語聴覚士1名・リハ助手1名の計11名。
スタッフ全員で患者様・ご家族、来室される全ての方々に対し、気持ち良い挨拶を心がけ、元気で明るい空間を提供しています。
リハビリテーション施設基準
・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
・ がん患者リハビリテーション料
・廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
当院リハビリスタッフが目指すもの
受診された患者様一人一人が持っておられる最大限の可能性を引き出すため、精いっぱいの理学療法、作業療法、言語聴覚療法を提供いたします。